玄界灘ルート2014

2014玄界灘

m_genkainada

坂バカMACがリーダーの、気まぐれライド仲間(オイサンズ)。
綿密に行動計画を立て、行き当たりばっ旅。
いつも何か忘れてる、忘れ物部所属。
根拠の無い自信でルートを変える、天然ナビ。
こんなハチャメチャな3人の、自転車珍道中です。

協力 : MAC cycles (福岡県福岡市)


・エンドー
使用バイク:SALSA MUKLUK
性格:見た目と違い恥ずかしがり屋

・キヨ
使用バイク:SURLY KARATEMONKEY
好みのタイプ:マック(いやんw)

・マック
使用バイク:TARTARUGA TYPE SPORT
好みのタイプ:キヨ(いやんw)


1 Out There
マック:”Out There”って、どんな意味?
キヨ:向こうに、とか、ここじゃない何処かに、外へ出ていくかんじ?世の中っていう使い方もされてるみたい。
マック:俺が勝手に考えたout thereは、家から出ること。まず、生活の場である家からそれぞれの出発があって、それでわらわらと集まってきて、旅が始まる。
エンドウ:僕の寝坊から始まりましたけどね。
キヨ:寝坊したって聞いて、オープニング動画の撮影とかやり始めて、結局遅刻したのはウチらよね。
マック:焦って出かけてる写真を撮っとかないかんかったね…


2 スタート-曲淵
エンドウ:僕、来る途中にアダムさんに会って、「ついて来て」って言って一緒に前を走ってくれたんすよ。

この旅で最初に出会ったひとは、いつもの自転車仲間アダムさん。霧雨のなか、糸島までのタイムを計るという彼は3人に激励の言葉をかけ、あっという間に見えなくなる速さで走って行った。 私たちも2000Mの獲得標高を目指し、いざスタート。
面前に広がる田圃では、田植えが始められている。雨の中、お疲れさまです!
最初の目的地は、曲淵ダム。

キヨ:曲淵は、一度行ったことがあったから、余裕と思っとったのに、荷物を積むとあんなに進まないのね。
でも、あんなに荷物を満載しても、自転車なら行こうと思ったらどこまででも行けるっていうことが分かった。すごい乗り物だよねえ

3 三瀬峠-北山ダム
濃い霧と、雨の中さらに登っていく。

マック:キヨはこの時点で、すでに終わりかけとったよね。こんなに蛇行してる!!
エンドウ:あれは後ろから見ててヒヤッとすることが何度もありました。
キヨ:エンドウ氏、私のあのノロさによくついてこられたよね。三瀬を超えて「佐賀県」の標識を見たときは、やったー!!!って思ったよ

4 山山山
ここで想定外の事態が起こる。
山は上ると下りが出てくる。そう、雨の下り。

キヨ:寒かったよね!
マック:ずぶ濡れだもんね。
エンドウ:オーオーオー(もはや言葉にならない)

晴れを想定していた旅だったので、雨具は持たず出発。でも、当日雨だったので直前に購入したカッパが大活躍。
100円玉で買えるぬくもり、安いレインコート握りしめ~♪

山の天候はめまぐるしく変わる。
お天道様が出ては隠れる。でも、一瞬の晴天に心躍る。

キヨ:日差しがこんなにも愛おしいなんて……
マック:脱いだり来たりが大変だった!
エンドウ:オーオーオー(チェーンが外れました)

ここでエンドウ氏、いきなり止まる。チェーンが外れた模様。

エンドウ:僕ばっかりトラブルをおこして…凡ミスですね。
マック:トラベルはトラブルっていうくらいやけんね。それでも、大きなトラブルもなく帰ってこられたやん。
ファットでパンクなんかしたら、やおいかんバイ!


そして樫原湿原まで4㎞の看板。
ここで我々は、あと30分で着くと楽観視。

マック:結局、時速4㎞走行で、1時間かかったよね。
キヨ:(無言)
エンドウ:オーオーオー(お腹が空いて、言葉になりません)


5 樫原湿原
湿原に敷かれた木道は、徒歩で散策。自転車を預かってくれた駐車場の守衛さんは、旅仕様の3台に興味津々。

mrkashibaru

おじさん:そげな自転車、生まれて初めて見たばい!どこを走るとや?
マック:まさに、こういうところです(湿原を指さす)
おじさん:おーそんなら、走ってよか!首までの深さばってん。走って見せてん。
キヨ:ごめんなさいっ。

一行はまた、自転車にまたがる。時間超過と雨のため、山登りはここまででうちどめ。

マック:山奥の蕎麦屋さんは割愛しまーす。
キヨ:残念!
エンドウ:オーオー(以下同文)

山を下る途中、唐津市七山の中心地に位置する観音大橋から絶景のご褒美。

6 浜崎-波戸岬
唐津市に出た後は、海沿いを走る。晴れの天気を期待するも、こちらはお天気雨。

キヨ:虹が出そうな空だねえ。
マック:虹の松原だけに!
エンドウ:オーオーオー(テントが落ちました!)

◆虹の松原
一行は強い向かい風に抗い、ゴールの波戸岬をめざす。が、進まない。このままではキャンプ場の受付のおばちゃんが帰ってしまい、 野宿をすることになりかねない。マック、3人の寝床を確保するため、ひとりスパートをかけた。

ここからエンドウがキヨを引っぱり、前へ。いつも後ろにエンドウのタイヤの音を聞きながら走っているキヨは、気づいた。

キヨ:エンドウ氏って、意外とジェントルマンなのよ。
マック:えっ!
キヨ:引っぱってくれたときは、すごく後ろを気にして、速くない?とか聞いてくれたり、山道で動物がはねられてたところがあったんだけど、 見ちゃダメって、すっと前に出て壁になってくれたり、優しいんだよー。
エンドウ:オッ…


波戸岬 キャンプ場で落ち合った3人は、無事にテントを張り終え、それぞれが用意した夕飯をいただき、夢心地に…

DAY2

1 波戸岬キャンプ場 2日目も安定の寝坊から。パンケーキを焼き、マック謹製コーヒーと優雅な朝食。

マック:あの迷彩柄のテントから、女の人の子守唄が聞こえるバイ。
キヨ:ぞぞぞ…
エンドウ:あのテント、若いカップルでしたよ。

キャンプ場で出会ったファミリーもこのカップルも、3台の自転車が気になる様子。
皆の視線を集めながら、マックとエンドウ、凸凹のテントサイトを磯に向かって下っていく。

キヨ:…(わたしだけ乗れない。)
マック:あとでグラベル走るから!


2 呼子線-唐津城
いつもの編隊で最後尾に戻ったエンドウ、また姿が見えなくなる。

エンドウ:この橋脚は、呼子線じゃないですか。おおーこんなところに…
キヨ:観光地に行かなくても、こういう旅をしてると、道で近所のおじちゃんとかおばあちゃんが声をかけてくれるのがいいよね。
マック:そうそう、トラブルも面白いけど、旅のもう一つの醍醐味は「出会い」やんね。
エンドウ:三瀬で追い抜いて行った車から、おかっぱの女の子が応援してくれて、あれは嬉しかったなあ。
キヨ:ピッピッ笛を吹いてくれよった少年もおったよね。
マック:大綱引きのお祭りを教えてくれたおっちゃんがおったやん、あんな、地元の人しか知らんようなことを聞けるもんね。
昨日が子どもで、今日は大人が引くとか。あの後、めっちゃ綱引きの人を乗せたトラックが走りよったろ!
エンドウ:それと、プリウスに乗った外国の人!
キヨ:私、二見ヶ浦霊園に登ってたとこで「チカラナイ」って野次とばされた。
エンドウ:あの後、どっかでまた会いましたよね
マック:そうそう!もう家の近くでね。あのときは「スゴイ!」って言いよんしゃったね。

2日目の天気は、一転して晴天。昨日は霧のかなたにかすかに見た唐津城を観光。
自転車での旅は、ちょっと離れる時の荷物が心配なもの。
Blackburnのインターロックシステムは、独自のロックシステムにより、バッグにロックがかかる。しかも中が開けられなくなる。バッグはシリーズの中でも縫い目を無くした防水性と軽さが光るバリアーパニアーバッグ。もちろんインターロックラックと一緒に使えばロックができるので安心。 ツーリスト御用達のあのブランドは、こうはいかない。いちいち持って回らないといけない。これはかなりポイント高い。

マック:バッグとラック、よかったよね。
エンドウ:雨の中でかなり良かったっす。
キヨ:結局、私のに付いてた雨カバーは使わなかったけど、あんなに濡れても中は大丈夫だった!

3 海海海
再び虹ノ松原をぬけたあとは、海を眺めながら糸島をめざす。
キラキラと光る海面に一行のテンションはあがる。が、強い向かい風に阻まれみるみる失速したのは…

マック:キヨは、わかりやすかったよね。どぎゅーっと離れたと思ったら、あ、登ってるんやねって。
そうじゃなかったら、向かい風。
キヨ:エンドウ氏はいい風よけになったんだけどなー。マックは体が薄いけん、風が回り込んじゃう。

4 芥屋-幣の松原
浜のほうをちらちらと気にするマック。突然、林の中に入っていく。そこには木のくずが一面に広がったふわふわの道があった。

マック:ははは!なんこれー!
エンドウ:オーオオー
キヨ:きぇぇえええー
エンドウ:マックさんっ。僕のマクラクに乗ってみてください。

それぞれ旅を共にしてきた自転車を交換し乗りかえてみたり、茂みの中を突っ込んで行ったり。

5 彦山-二見ヶ浦
日が傾きはじめたころ、最後の目的地である二見ヶ浦に到着。

キヨ:恋人の聖地はこっちじゃない?
マック:俺らは、いい場所から眺めさせてもらおう。ちょっと、いや、かなりきつい坂やけど。
エンドウ:……(ようかんモグモグ)

丘に登ると、夫婦岩と遠くまで見渡せる海。
キヨ:あーここまで頑張って、よかった。


6 from there
ホームタウンに戻り、いつもサイクリングから戻ってくる場所は、ここ。緑色のシャッターの前。
ただいま。
というと間もなく、エンドウは残り40kmの帰路についた。

マック:普通に走るのも、上るだけでも大変な距離や標高を荷物満載で走る。
何気ない景色でも、達成した者にとってそれは絶景に変わる。手軽に冒険が味わえるのが、自転車の旅の良いところかな。


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